磁器と陶器の違いとは?各項目を徹底比較

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食器にこだわりだしてから、この食器は磁器?あれの食器は陶器?

どっちが、どうなのか分からない!なんて事があると思います。そこで今回は、

磁器と陶器の違いについて色々な角度から話していきます。

・見た目に違いはあるの?

・叩くと音に違いはあるの?

・焼き方・材料に違いはあるの?

・電子レンジは、磁器・陶器どちらも使えるの?

・割れた場合の修理の方法は?

などを話していきます。

まず、磁器と聞いて有名な食器としてはドイツのマイセンが思い浮かぶと思います。

でもね、マイセンよりもずっと昔から日本は磁器の製造を行っていました。

■日本の陶器・磁器の歴史

日本に磁器が伝来したのは、豊臣秀吉による文禄・慶長の役(1592年~1598年)がきっかけです。このとき朝鮮半島から肥前へつれて来られた陶工の一人、李参平が1616年、佐賀県有田の泉山に白磁の原料を産出する鉱脈を発見。この泉山石を使った磁器の焼成に成功し、有田は日本の磁器製造の中心地となる。

1600円代中期には、現在日本を代表する器として有名な酒井田柿右衛門が中国人から学んだ赤絵の技法を確立。有田の焼き物の伊万里焼は、東インド会社の手によりヨーロッパ各国に多く輸出された。これが後のマイセン窯などヨーロッパ各国の磁器製造に強く影響を与えることになります。

これだけ歴史のある器ですが、磁器と陶器は何が違うのか、

簡単にいえば、一緒に見えて全てが違います(笑)


1.磁器

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【特徴】
1.素地が白く、無色透明、もしくは青色の釉薬をかける。
2.薄いものを光にかざすと、透けて見える。
3.吸水性はゼロ
4.軽くたたくとキーンと高い金属音のような音がする

磁器は、陶石と呼ばれるしり石が原料の磁土で成形します。※熊本県の天草陶石、愛知県の砥部陶石などが産地として有名)陶石を砕いて使うが、それだけでは可塑性がなく粘土と合わせて使う。そのため「石もの」「石焼」などとも呼ばれる。
そこへ釉薬をかけ、1300度を超える高い温度で焼き上げ完全にガラス化させるので、先ほどもあげたが、吸水性がなく、固いのが特徴です。

では、磁器の手入れ方法は、新品な陶器や磁器を購入したら、高台を触ってみて、ザラザラしていたらサウンドペーパーやてい砥石で滑らかにする。高台どうしでをこすり合わせてもよし、こすり過ぎには注意。

磁器は、購入してそのまま使用ができます。
ただ、注意点として色絵などが彩られた器は、軽く洗うこと。強めに洗うと傷がつくので、
注意が必要。

レンジについては、使用しても大丈夫ですが、金や銀で彩られたものには、使用しないようにしてください。


2.陶器
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【特徴】

1.素地には色があり、茶色やグレー、褐色が主な色です。
2.釉薬の種類や釉薬のない焼き締めなど、表情が多彩
3.軽く叩くと、ゴンと鈍い音、磁器ほど固くないので注意。

陶器の原料は陶土という粘土。成形した後1000度から1300度の温度で焼き上げる。
「土もの」「土焼き」などとも呼ばれます。釉薬をかける場合と、そのまま焼く焼き締めがあります。

土ものと呼ばれるので、購入直後にすることがあります。陶器は、粘土を焼いたもののため、水が浸入しやすい(釉薬のヒビ→化粧土等→生地)ので、購入後にまずは、水に半日くらいは浸しておくことで、目が詰まって染みにくくなる。

本当は、煮沸がベストではあるが、火加減によっては破損を招いてしまうことがあるので、 初めての方は、水で浸しておくだけで大丈夫。

また、陶器は毎回使用するたびに、ぬるま湯を一度くぐらすと染みにくい。また、焼締の器に、いきなり生ものを載せると生臭くなるので、油・サラダ油などで一拭きすることで、蓋をしてくれます。匂い防止、汚れをつきにくくする他、水漏れの防止にもなります。
また、壊れた・割れた場合はどうすればいいでしょうか。

簡単な修理なら「金継ぎ」で修理が可能。ヒビの部分を金粉入りの人口漆で継ぐ方法。ホームセンターなどキットも販売されているので
購入してみると良いでしょう。高いものについては、専門店、購入点に連絡をすれば、いいと思います。

このように磁器と陶器の違いについてお話してきました。

器の歴史は、木の葉→木器→土器と進んでいき、陶器→磁器へと発展しました。

土器は、初期には地面に火を起こして焼き上げたと考えられています。

その後、窯で焼く技術が登場し、須恵器と呼ばれる土器が生まれた。

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『土器』

窯の中では燃料の灰が器にふりかかりますが、それが溶けてガラス質の被膜ができました。このようにし、釉薬が自然に考え出されていきました。

釉薬がかかったものを【 陶器 】といいます。

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同じく釉薬がかかっているもので、焼き上げる温度が高いものが【 磁器 】と言うことになります。

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現在の土器は素焼きの植木鉢や瓦など、陶器は茶器に多く見られます。

洋食器のほとんどのものは、磁器ということになります。このように、同じに見えて、

大きく異なりますので、ぜひ、それぞれの特性を活かし活用していただければ、日々の料理もまた違った魅せ方になるのではないでしょうか。